*注意*
ここから先、非常に不愉快なお話です。
ぶっちゃけDJキャラが殺人犯したりするような話です。
やおいじゃないです。
興味が無い人は回れ右!左でもいいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に読むんですか?
いいんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七匹の小山羊と狐と人間と、全部腹に納めたら、今度は…

Grim[m] Monster -Shem>Tsugaru-

 「まただわ」
 リリスが呟いた。目の前の一輪挿しに入って、時期を過ぎた為に枯れた薔薇の花弁にではない。学校の課題で新聞を読む癖が付いてからというもの、毎朝十分早く起きるのが日課になった。そしてその日の朝刊に目を通 す。
 最近の紙面を騒がせているのは、とある猟奇殺人犯だ。既に子供が五人、男が二人餌食になっている。その被害者に生前の共通 点が無いことが、最もこの事件の謎を深めており、ネットでは暗号だの黒魔術だの呪いだのとオカルト的なにぎわいを呼び込んだ。殺された子供達は皆、どこかに一時的に行方不明となり、身代金要求も無いままに殺されている。二人の男も一晩不明になったと思えば、その翌日には殺されていた。男の方にも生前の共通 点は無い。
 では何故同一犯と言われるのか。それは遺体が一様に、何か大きな獣に咬み裂かれた様な傷を持って発見されるからである。事件の発覚当初は人が攫って犬を嗾けた、という説が一般 に広まったが、最近になって犬がやったにしてはおかしい、と、覆った。何故ならその遺体の傷の中には、牙ではなく爪によって付けられたものがあったからだ。その爪も、大きさが虎の爪ほどもあるという。そんな説明的な文章では実感こそ湧かないが、犬の前足と虎の前足を比べれば納得だ。しかし、メディアさえもがオカルティックな目を向けたくなるのには理由がある。それは、執拗なまでに内臓を食い散らした後が殺人の現場に残っていることだ。見つかる遺体の大半は中身がからっぽで、手足も無いことが多い。特に子供の死体などは首しか残っていないことがあった程だ。さらに、その遺体で見つかった人間は誰も彼もが帰宅した後に突如失踪している。子供部屋に寝かせたはずが、翌朝にはベッドは空だった、どの両親も子供に関してそう証言し、二人の男も家庭に一度帰っていた。ただ窓が割られていたという。しかし、そこはマンションの一階ではなかった。
 犬の牙を持ち虎の爪を持つ、壁も塀も物ともせずに獲物を攫って人肉を食する動物、そんなものが存在するだろうか。オカルト関係のサイトでは真しやかにチュパカブラやジャージーデビル、果 ては宇宙人まで、事件を起こしたと思われる未確認生物の候補を上げる。世も末だ。

 酷い、と言うリリスの呟きは魔術を行うものとしての興味と、事件の残忍さへの痛切な感情を交えていた。
 「これだけ身近に起こると、他人事だとは思えないわね、兄さん」
 少し目を伏せて、溜め息。黒い瞳がどこを見ているかは定かではない。それでも朝食を片付け、制服をひらりと翻していってきます、と出て行った。確かに、いつ殺人犯の鉾先が女子高生など若い女性に向くかも分からない。
 新聞の一面には六人目の子供の被害者の名が上っていた。子供の住居も、殺害現場も、この店からさほど遠くない。テレビのニュースには見なれたスーパーが映っていた。

 いつも通り、仕事を始める。あまりに身近な地域で起こる事件に、朝街を行く人々も面 が暗い。しかし、そればかりにかまけているわけにも行かないのが大人の事情だ。私もいつも通 りに店を開け、リリスの無事の帰宅を祈るばかり。外を歩く人々も、自らの生活を保つばかりだ。
 店に来る客の足は少し遠のいている。警官がこの店までやって来て、防犯対策などを書いたチラシの様なものを置いて行った。どこまでも上って窓を割る相手に普通 の防犯など通じないだろうに。

 昼を過ぎれば事件を他人事にした若者共が店にやってくる。学校は、と気紛れに尋ねても、開校記念日だの授業が休みだのと言い訳をする。別 に私が怒るでもないことを知っているので茶化しているのだ。そういう若者が収入の大きな部分を担うので私には好都合なくらいなので、注意をしようとも思わない。
 最近の子供は男も女もとにかく細いかとにかく太いかの二択だ。希にそうではない子が店にやって来るが、大抵は「私はデブだから入らない」とかそうでもないのに言い訳して出て行ってしまう。むしろ太い子の方が無理にでも買って行くので面 白いのだが。どちらにせよ、私好みではないのでどうでもいい。
 そうやって午後、若者相手に流行は何だとか、ごく一般的見解を尋ねて時間を過ごす。エリカやセリカよりも下の年代の子は、リリスや彩 葉とはまた違った価値観を持っているので、そこに併せて服を作ることもしばしばだ。別 に金の問題だけでもないが、ニーズに答えるのがクリエイターと言うものだろう。
 夕方、皆が帰ってしまった頃、まだ夕日の差し込む店内に一人の少女が現れた。偶々エリカも休みで、二人対峙し合ってしまった。髪の毛を上で二つに小さく結び、後ろは流しているのが逆光の中に見えた。
 「あの」
 声は少女の物だった。あどけない。
 「ユーズさん達に聞いて来たんです…ここで、その」
 「ウチのブランドの服が欲しいのかい?」
 こちらから手招きをしてやれば、少しばかりおどおどと中へ進んでくる。可愛いもんじゃないか、こうして未知の世界に踏み込む前の、勇気を試されるシーンだ。
 そうして影の中へ立った少女は、愛らしく白い肌を少し紅に染めている。肩幅も背丈もまだまだ発展途上、体型もそんな所だ。
 「ユーズの紹介なら、オーダーということでいいのかな」
 大抵、ここへ来る客でユーズの紹介となるとオーダーメイドで頼みに来る。士朗しかりナイアしかり、ニクスの時は小生意気なので少しデザインで遊んでやった。まあそういう感じだ。
 少女は臆せずに頷いた。さて、金銭の問題で大体は一瞬詰まるものなのだが、一線を既に超えてしまったらしい。いとも簡単に肯定してのけ、「お願いします」と一礼した。

 私は店の入り口にクローズの札を掛け、奥の作業部屋へ案内した。そこで来ていた…さすがにこの時期にノースリーブで膝丈のスカートというのもまだ寒い気がするのだが…服を、全て脱いでもらう。
 現れた肢体は、純潔の様な純白の下着に包まれながら、予想以上に幼かった。各所を計りながら、心底溜め息の出る思いをする。何せ胸は発展途上と言うよりも成長を始めたばかりに見えるし、腰もまだまだウェストとは言い難い。そして何よりあまりに小さなヒップだ。男の様に硬くぺったりとしているわけではない、むしろ本当に果 物のような瑞々しさでそこに成っている。しかしどうだ、それはまだ青い果実だ。あまりに青く、柔らかみもあと一歩、男を魅了するには熟すまでの我慢が必要だろう。
 そして、だ。その白い肌とあどけない表情には緊張が走り、きっと戯れに触らせてしまった幼少期の後に始めて直に触れる男の手に怯え震えを隠せない。また、自分がそうなっていることに気付いており、私に気取られまいと必死で隠そうとしている。恥じらい。それがただ仕事だとしても。なんと幼い生き物だろう。あまりにも愛らしい。
 ふつり、と何かが胸のずっとずっと底の無いどこかで音を立てた。徐々にそれが断続的な音になっていく。ふつり、ふつり…それこそ私は気取られまいと平静としたふりで手を休めない。全ての採寸が終り、コンセプトを話し合う段階になる頃には、その音は意識から消えていた。
 「コンセプト…ですか?」
 幼い声は、今度こそ戸惑いを隠せなかった。
 「そう、君らしい服装、というね」
 作業台の引き出しからアルバムを出して、近くの椅子に座らせてそれを渡す。中には歴代のオーダーメイドによる衣服の写 真がぎっしりと詰められているのだ。重みに腕を伸ばしかけながら、少女はじっとそれに見入る。私はその傍らで彼女に見入った。
 「ううん…」
 困り果てた様子、眉尻が完全に下がってしまっている。
 「出身はどこだい?」
 唐突な質問に、目をぱちくりとさせる。まさしく、ぱちくり、と、だ。大きな目が私を見つめるが、そこに唐突さによる驚きが見える。
 「ええと、青森です」
 そうか、と答え、彼女の採寸結果を交えた簡単な人体図を描き、その上にさっと衣装を書き込んだ。なるほど、彼女が梅雨のこの陽気で暑がるのは無理も無いかもしれない。青森ではこんなに暑く湿気まみれの環境はなかなか味わえないらしいと聞いたことがあった。なので、なるべく涼しく…そして、少し大人びて見える様、デザインした。色は赤で決定だ、何しろ林檎のような…いいや、まるで白雪姫のような彼女だから。
 現れた図形の群れに、はぁ、と吐息。紅潮した頬はそのデザインの大胆さに驚いての事だろう。確かに大胆だ。あまりに短いスカート、派手に飾り付けたノースリーブ、たっぷりしたレッグウォーマー、今見ている彼女にはとても不釣り合いにすら見えることだろう。だが拒否はしなかった。
 「こういうの…似合うと思いますか?」
 その疑問は判断を五分五分には持っていない。
 「もちろん、私がデザインしたものが似合わなかった試しはない」
 その一言に微笑む。そして、デザインは決定された。
 後日、仕上がってから代金を請求する旨を伝え、名前と電話番号、メールアドレスを予約用紙に記入してもらう。本名である必要はない。もし払わなければユーズにでも払わせる。まあその辺りは色々あるのだ。
 「名前はなんと?」
 え、と住所欄を書き込もうとしていた手を止め、顔をあげると、その唇は本名を出そうとした。人差し指で縦に押さえる。
 「ニックネームだ」
 笑ってみせると、ああ、と唇に当たった指を少し手の平で小さく押し返して、息を落ち着けて名乗り直す。
 「津軽、です」
 津軽、と呼べば、はい、と答えた。らしいじゃないか、津軽の林檎姫、といった所か。
 住所の書き込みはいらない、とペンをさらい、彼女に予約用紙の控えを渡す。津軽はそれをじっくり眺めて満足そうに微笑んだ。
 軽い別れの挨拶の後、彼女は走って帰っていく。どこへ行くやら。私の知った事ではないが知りたくないわけでもなかった。

 リリスが帰宅し、店も片付けと翌日の準備が終る。和やかな夕飯の後、深夜になる前に互いの部屋へ入る。あとは自由だ。

 そう、自由だ。

 私はじっと耳を澄ませる。もう夜か早朝かの境目ほどの時間だ。リリスの部屋から寝息が聴こえた。私はそっと寝巻きを脱ぎ捨てる。下着もいらない。全てを毛布の中に置き去りにして、なるべく音が鳴らない様に窓を開けた。
 どこかで犬が遠吠えをする。それに答えるのもまた遠吠えだ。しかしそれが必ずしも犬のものであるとは限らない。夜は妖しい者達の時間だ。ことに、東京というこの都市は、長年の田舎暮らしをしていた妖怪や悪魔と呼ばれる類いの者を、引き寄せる。それもこれも、そうするに足る程の人間の負の感情が凝り固まってうずまいているからだ。
 そしてつい先日、私はその妖怪の仲間入りを果たしてしまった。呆気無いものだ、人間の抑圧など簡単に一皮剥けてしまう。むき出しの欲求は私の体を人ではなくしてしまうが、それも極限られた深夜の数時間だ。
 私を見て、ある悪魔が言った。グリムモンスター、と。正しく私はグリムの怪物だ。みし、と体が軋む音を聞いて、自嘲する。ふつり、と沸き上がるのは欲望の気泡だ。マグマとは違う、冷えた水のような心の湖面 に、水泡が数限り無く浮かんでいく。そのふつり、という音が、ひいては私の肉体が上げる悲鳴だ。別 段苦しくはない。ただ少し、世界の見え方が変わるだけだ。グリムの化け物め、今夜も小山羊を殺すんだ。私はそれを楽しむぞ、人間としての呵責を捨て去っても。欲望が尽きない内は。救いはそれにブレーキを掛けるのが容易い事だろうか。お陰で大事な顧客や仲間は殺さずに済んでいる。
 少し時間が立てば、艶に乏しい黒い獣毛が目に入る。耳に聞こえる音も変わって、奇妙なくらい研ぎすまされて聴こえてきた。見える闇の中には、街灯など無くたって十分に形が取れるし、感じる匂いはすぐ間近で嗅ぐ様に鮮明だ。私は嬉しくなってしまうのだ。ただこの姿になるだけでこんなにも世界は変わる。
 一度鏡で見て、グリムモンスターの言葉の意味を悟った。なるほど、私は狼男と言って差し支えない姿をしていた。

 屋根伝いの散歩は狩りを同居させる。なるべく前の現場から離れた所が良い、子供は独特の臭いがするから探すのは訳も無いのだから。
 ゆっくりと回遊し、運良く窓の開いた部屋を見付けた。こっそりとそこまで這い上る。肉球は思った以上に細かな凹凸 を捉えて、私の体をやすやすと運んだ。
 はためくカーテンの向こう、不用心にも子供部屋には扉だけに警報機が付いている。残念ながら私は窓からの来訪だ。するりと窓を抜けて中に入ってしまえば、幼稚園か保育園か、幼児が一人ぐっすりと眠っている。他に誰も居ない。全く好都合だ。人間は愚かなものだ、と嘲笑う。事件は他人事では済まない。大丈夫なんて言葉は気休めだ。だからそれをこの子の親に思い知らせてやる。遠くへ運んで、翌日の太陽をこの子が拝めないのは、お前らが油断したからだと見せつけるんだ。
 子供は気付きもせずに眠り続けている。その間に、少し離れた場所の橋の下まで運ぶのだって、雑作も無かった。

 

 翌々日、「まただわ」と、リリスが呟いた。そうだ、まただ。九人目の犠牲者。
 「…兄さん、怖いわね」
 人間って、と、つぶやきの最後は掠れた。どういう意図を言ったのだろうか。分からないままに、ああ、と曖昧に返答する。彼女はうん、と頷いて、またすぐに学校へ行ってしまった。
 結局、遺体が見つかったのは私が御馳走にありついてから丸一日たったくらいの時間だった。深夜に飲み会から帰宅しようとしていた会社員が橋の下に犬がいるのを何気なく覗いてしまったらしい。犬は既に肉塊になった遺体を貪っていたと、新聞には報じられている。
 あの夜、七匹の小山羊の童話は悲劇的最後を迎えた。お母さんが帰るまで隠れているはずだった小山羊は隠れる場所がただガラ空きだった為に、狼に見つかって食われてしまった。柔らかいが、まだ足りない感じがしてしまう。
 最初は男を一人、ちょっと細くて、私は只管餓えていて、金髪が目に付いたからそのまま食らってしまった。細い体には一番旨いはずの脂肪なんてほとんど無かった。もの足りず、しかし朝日に追い返されて帰る。次にはもう少し太い男を選んだ。だけど今度はただだぷだぷと波打つ脂肪ばかりで歯ごたえにかける。では、と不意に思い付いたのは子供だった。昔から生け贄は女子供と決まっている。そして、柔らかい肉と発育途中の柔らかい骨が歯ごたえのハーモニーを奏でる、最高の口当たりを体験した。しかし如何せん、量 が足りない。私の腹は満ちず、また美食家の狼の口には下品なものは合わない様だった。

 二週間の時間がたっても、まだニュースを騒がせるのは猟奇殺人の事件だった。しかし物的証拠も上がらないのにどうしてそんなに紙面 を騒がせるのだろうか。もう私が食事をしないで二週間、もちろん他の事件は起こりつつあるが、私には関係の無いものばかり。冷ややかに、人間の犯す殺人の無意味さを眺める。
 「兄さん」
 愛しい妹は今日も学校へ出掛けていった。こっそり制服に私の獣毛を埋め込んだので、他の誰かが手を出す事は無いだろう。もし出してみろ、地獄の底まで追いかけて八つ裂きだ。
 オーダーや予約の客に連絡を入れ、ゆっくりと待つ。午前中は静かな店内だ。例え私が一時の愉悦を思い返していても気付くものは居ない。午後になればエリカがやってくるだろう。それまで、客の居ない店内をゆるゆると歩き回った。

 その日、エリカが接客をしている間に、あの子がやってきた。津軽だ。今日メールしてその日の内に取りに来るとは、余程楽しみにしていたに違い無い。
 走って来て息を切らせている彼女は、胸の辺りを少し押さえながら、今日和、と切れ切れに言う。
 「いらっしゃい、さっそく着てみるだろう?」
 彼女は大きく頷き、奥の、オーダー客や馴染み専用の試着室へ導かれた。

 簡単に各パーツの装着の説明をし、更衣室に入れてやれば、酷く急いでいる様子で着替える音がする。パタパタとせわしなくカーテンが音をさせ、足はとんとん、と何度か床を踏んだ。
 ようやく、どうですか?と顔を出せば、よく似合っている、としか答えようのない姿が現れた。所々覗く肌はさらりと白い色で、わざと少し腰のラインを隠したのにも関わらず、そのボディはコケティッシュな色を醸し出す。大人びた露出が、逆に少女の背伸びを思わせた。これは私にとっては誤算だったが、相乗効果 で良しとする。
 その時、またふつり、と心の奥が音を立てた。
 そしてそっと囁くのだ。「赤頭巾」、と。

 瞬間、見蕩れたような顔でもしていたのだろうか。彼女は私の名を呼んで不安そうにした。
 「やっぱり、似合いませんか?」
 「まさか」
 そのままエリカのいるレジまで出せば、可愛いものに目が無いエリカは飛びつかんばかりに津軽を見て目を輝かせた。可愛いを連発し、照れて私の後ろに隠れる津軽を写 メるから!と引っ張り出して…仕事をしたまえ、とたしなめながら、そのままでゲーセンに行くかと訪ねれば、津軽は喜び勇んではい、と強く答えた。

 着ていた洋服を纏めて袋に入れてやり、送りだす。エリカは名残惜しそうだ。しかし甘やかさない。きちんとバイトをしてから帰る様に言えば、当たり前と言わんばかりの態度だ。お陰で店は掃除までされて綺麗なものだ。
 店を閉じるまで、しっかりを抑え込んでいたものが、リリスが帰宅しないのを良い事に頭の中に充満する。
 赤頭巾か、丁度良いじゃないか。あれ位なら食べでもあるだろうか、まだ柔らかそうではある。

 とりとめもない考えに思考を乱されながら、今晩も深夜には自室へ籠った。ベッドの中で、ひらりとはためいたミニスカートの裾から覗いた真っ白な太腿というには細すぎる腿を思い返し、一人、少女の全貌をひたすら思い描いた。

 

Grim[m] Monster End

2005/07/19
突発的に書きたくなっちゃったんです。
なんかセム兄さんストライクゾーン広過ぎてアレな感じですね。
一応注意書きは付けたけど、どうなんですかね、こういう話は。
自分のフェティッシュに忠実になり過ぎでしょうか。
でもセムがケモだと嬉しいです(病)