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「最終都市」

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Aug.2,1998 (Sun)

貴志祐介『天使の囀り』(角川書店)

天使の囀り

 読了。あらすじは以下のような感じです。「エイズホスピス女医の北条早苗の恋人である作家はある新聞社の取材ということでアマゾンに赴く。アマゾンから彼はメールで近況を彼女に知らせるが、ある日ぱったりとそのメールが届かなくなる。その後、アマゾンに行ったメンバーは戻ってくるのであるが、どこか様相を変えてしまっていた……」

 本の厚さは関係ないです。とにかく読め!の一言です。しばらくの間、土を凝視したり、生肉を凝視してしまいました。(苦笑)森山さんのページでも書かれているのですが、ネタはわかってしまいます。でも作者の綿密なリサーチと知識によって重厚になっていて、読んでいる者をぐいぐいと引き込む魔力があるように思えました。昔ならSFに分類される話かもしれないけれど、純粋なホラーとして十分楽しめます。前作の『黒い家』とは異なり、こういう展開でいくとはめちゃくちゃやられた気分です。読んでいない人は是非読みましょう。蒸し暑い日々を涼しく過ごせること請け合いです。(一日だけでも、という意味で、です。)


Aug.3,1998 (Mon)

松浦秀昭『虚船』(ソノラマ文庫)

虚船

 「天下泰平の徳川時代、謎の物体が飛来してくることを知っている人は少ない。ましてや、その物体を「虚船」と名付け、日夜その捜索と捕獲に努める隠密組織があることはほとんど知られていなかった。全国にその情報網を広げ持つ<青奉行>とよばれる影の組織は、今大きな転機を迎えようとしていた……」という感じのあらすじです。

 ネタバレ的にはエ×ァなんですけれど、ガジェットの使い方がうまいなと思いました。<青奉行>=ネルフって思ってはいけないし、主人公の浅葱が妙に×流に似ているんですけれど、マイアルのUFOネタとか、スチーム・パンクの要素が混じって、きっぷのいい登場人物たちがどたばたやってくれるあたり、ブレイロックの作品の日本版のように思えました。一件どんちゃかしていて、プロットが破綻しているかと思ったら実はうまくつながっていることがわかり、作者の力量を感じました。読んで損はないです。

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Aug.6,1998 (Thu)

シュティフター『水晶』(岩波文庫赤)

 シュティフターの短篇「石さまざま」より4編を抜粋した短編集で、この作家の作品がますます読みたくなった次第です。「水晶」は二人の幼な子が雪で迷って遭難しかけた時に、大自然の驚異に触れ、運良く救助されるというお話。アルプスをモデルとした人があまり訪れることのない、閉鎖的な山村の描写、そしてやはり自然描写が絶品としか言わざるを得ないです。「みかげ石」はペストを題材にしたお話で、やはり自然の恐ろしさを特に見事に描いた短篇です。「石灰石」はあるつつましげで高潔な牧師のお話です。この短編集の中では自然の荒々しさと牧師の優しさがほどよくブレンドされていて、感激します。最後の「石乳」も一言でいえば、白馬の王子様な話ですが、シュティフターのこの短篇の序文は心に残りました。彼の述べていることは経済学にも通じるものがあり、この作家の自然や法則に対する態度や考えを読み取ることができて非常に素晴らしい短編集だと思いました。古本屋もしくは本屋で見かけたら、買い!の一冊だと思います。(シュティフターの「水晶」にちなんで今はコニイの『冬の子供たち』(サンリオSF文庫)読んでいます。今は夏だから『ハロー、サマーグットバイ!』を読むべきなんでしょうけれど(笑))


Aug.8,1998 (Sat)

マイクル・コニイ『冬の子供たち』(サンリオSF文庫)

 「一面の雪野原にぽつんと突き出た教会の塔。そこに5人の男と1人の女がいる。吹きやまない風、来る日も来る日も目のくらむような白銀の雪野原を見ているうち、彼らはしまいに色を感じることができなくなっていった。彼らは雪の下に埋もれた建物から、缶詰めなどを探しだし、そして<四つ肢>とよばれる獣を殺すことで食料を得ていた。ところが彼らが狩っていた<四つ肢>は突然知性を持ち始め、連携して襲ってきた。さらに運の悪いことに人間の肉を狩る、<肉狩人>に自分たちの存在を知られてしまったのである。そのため、リーダであったジャッコを中心に何とか生き延びようとするのであるが……」

 感想としては、雪に覆われてしまった近未来の地球を舞台とした、映画「マッドマックス2」的なお話です。元教会を中心として細々と生き残りをかける一グループの中の不安や葛藤を中心としたお話で、いろいろな対立・愛情・不信感・友情が描かれています。人間を狩る<肉狩人>の連中の不気味さ、不思議な怪物の群れ、人々の葛藤などうまく描かれていると思いました。ただラストに少々不満があるものの、コニイの作品をもう少し読んでみたいと思いました。


Aug.9,1998 (Sun)

酒見賢一『童貞』(講談社文庫)

童貞

 女たちに支配されたその邑で河の神の気まぐれな氾濫を治めるために治水作業にかかわった男がいた。この男は河の神の生贄にされるのを拒み、女達に逆らってこの難事業に挑むが失敗して処刑されてしまう。その光景を見ていた主人公のシャのシィのユウは女達への復讐を胸に成長することになるが……。

 流石第1回ファンタジーノベル大賞受賞者の作品だと思いました。実は始めて酒見賢一の作品を読んだのですが、中国の女系社会がうまく描かれていてとても楽しい作品だと思いました。この辺りの話はイアン・ワトスンも<黒き流れ>で展開している話でもあるのですが、女=大河に属するものという概念がすべての生命の生まれ出るところという感じを示していて、題材の使われ方の違いでかなり変化してくるのだなと思いました。


Aug.10,1998 (Mon)

アロイジウス・ベルトラン『夜のガスパール』(岩波文庫)

 筒井康隆の『朝のガスパール』を読んだ人には元ネタになっている一冊ということを知っている人も多いかと思いますが、散文詩の形式が実にフランスでの出来事をうまく表現していて気持ちがいいです。魑魅魍魎や都市伝説、貧民達の叫びや貴族達の戯れの声、そして美しき風景が目に浮かぶ一冊ではないかと思います。

難波弘之『飛行船の上のシンセサイザー弾き』(ハヤカワ文庫JA)

 表題作はかなりぶっ飛んでいるお話で、読むことをお薦めします。世界屈指のシンセサイザー弾きで大金持ちで偏屈な老人モルト博士と謎の生命体「鵬」との交流を描いた作品で、ラストはにやりとさせられます。あとはロボット系の作品が好きな人ならば「青銅色の死」がお薦めです。セイバーヘーゲンのバーサーカーを彷彿させるような謎の殺人ロボットの話です。ラストがかなり衝撃的かもしれないです。サーチ&デストロイでは語り尽くせないものがあるのかな?と思いました。薄い短編集なので、即日で読むことができて、ミュージシャン以外の難波氏の素顔をかいま見た気分になれると思います。見つけたらゲット!な短編集ではないかと思います。


Aug.11,1998 (Tue)

E・F・ラッセル『自動洗脳装置』(創元推理文庫SF)

 ただのスパイものかと思っていたら、実はかなり面白かったです。内容はタイトル通りなのですが、ある極秘の研究をしている国の研究所に勤める優秀な科学者たちが突然ある日辞職して雲隠れしてしまうという事件が起き、主人公も知らぬ間に自分が殺人を犯したのではないかという記憶がある運転手達の会話によって想起してしまい……というお話です。

 よく出来たSFミステリーでした。まあ今ならばミステリーに分類されるお話なのでしょうが、だんだんと主人公が疑心暗鬼になっている様が見事だと思いました。とりあえず、ラッセルの本はちょっとづつ読んでいこうという気になりました。


Aug.13,1998 (Thu)

森田芳光原作『ハル』(扶桑社文庫)

 森田芳光原作『ハル』(扶桑社文庫)を読み終えました。もともと映画版の方はレンタルビデオで借りて見ていたのですが、たまたまBook-offの映画本コーナーにあったもので、忘れないようにと購入して読んでみました。映画にほぼ忠実なノベライズで、映画を見た人ならば即読み終わることができるでしょう。内容はメールを通じて盛岡にいる<ほし>と元アメフト選手でスポーツマンの<ハル>が次第に仲よくなっていく過程を描いています。まあ、パソコン通信時代の話なので多少古いかもしれませんが、なかなか面白い映画だと思います>ハル。実は深津絵里が好きだったので、見たという罠ですけど(笑)。


Aug.17,1998 (Mon)

唐沢俊一『薬局通』(ハヤカワ文庫JA)

薬局通

 B級文化評論家の唐沢氏が自分の経験(実家が薬局+自身が薬大出)を踏まえての書なのでバランスがとれていてとても面白いです。薬局と薬店の違いとか医者と薬剤師の関係とか薬局にくる人々の話しとか、昔の薬のキャッチフレーズとかお役所と薬局の熾烈な闘いとかとても読んでいて笑いながら納得してしまいました。

 特に正露丸の話では「そうか、そういう由来だったのね」と知識が増えてとても得した気分です。まあ、征露丸という旧称からわかるように、日露戦争時代につくられてそれ以来愛されている薬ですから。喇叭のマークについても由来が書いてあるので、薬の一部の由来や上述の関係をしりたい人は読むべし。480円なら損しないでしょう。


Aug.21,1998 (Fri)

横田順彌『古本探偵の冒険』(学陽文庫)

 SF作家のヨコジュンの久々のエッセイ集です。もともと単行本として売られていた本なのですが、文庫化したので購入してみました。今家にあるヨコジュンの本を探すくらい面白かったので、まずは『日本SFこてん古典』(集英社文庫)を読み終えてから、押川春浪のエピソード本を読んでいこうと思っています。

 氏は明治時代の珍本を収集し、そのエピソードなどをおもしろおかしく書いたり、食指をそそるような本ばかり紹介されております。明治時代の魅力はやはり、「えっ、この人物とこの人物は実は関係があったのか?」という、横のつながりが資料から発見されることもあるといいます。実際、ヨコジュンのこの本を読んでいたら実は押川春浪と新渡戸稲造と関係があったとか、氏の綿密な資料収集と根気によって明らかにされていきます。私自身、早慶戦が19年間中止になった理由など知りませんでしたしゥB面白いのは氏の資料探索と本の購入の仕方などです。目録買いで失敗したエピソード(とはいえ、転んでもただでは起きていませんが)から、変な本の紹介まで幅広く扱われています。また文庫版の方が本の雑誌の掲載分が追加されているので、お勧めだと思います。ヨコジュンの資料探索の方法論や興味の深化については、大学院生の自分にとっては人生の先輩として学ぶところが多いように思えました。徹底した探求と「真実」を求めて闘うその姿は理想像であります。自分も学問に対する姿勢はヨコジュンのようにあるべき、と思いました。


Aug.22,1998 (Sat)

池上永一『バガージマヌパナス』(新潮社)

 夏の季節に是非読んでもらいたい一冊です。ある沖縄の小さな島での巫女の誕生のお話です。何がいいのか、というと南の島の太陽、海、砂浜、ガジュマルの樹、そういう情感が見事に言葉になっており、そして主人公の綾乃の感情とオージャーガンマーとの年齢を超えた友情関係が見事に描かれていると思いました。これだけだとファンタジーだと思われませんが、実は綾乃には神様と交流することができ、死者の姿を見ることができるという霊力が備わっており、その力を持った人こそが「ユタ」と呼ばれる巫女になれるわけです。綾乃は神様の頼みを断るのですが、あの世で自分の祖母らに出会うことにより、決意を固めます。ここの描写はまさにイメージの奔流といっても過言ではないほど、見事に描かれております。このシーンだけではなく、勿論沖縄方面の方言がきちんと使われていて、生活感や沖縄の人々の気持ちを見事に描いた名作だと思います。

 最後に予想はしていたのですが、落とされてしまう作品です。それほど綾乃とオージャーガンマーのキャラクターがはつらつとしているということだと思いますが……。他の方の御意見も聞いてみたいものです。


Aug.24,1998 (Mon)

ローデンバック『死都ブリュージュ』(岩波文庫赤)

「美しい妻に先立たれた主人公のユーグ(相当金持ち)は、その妻の死に耐えることができず、灰色の都ブリュージュで生活を始める。すでに5年間の男やもめの生活が続いていた。誠実で敬虔な家政婦と共に、妻の遺品の中でひっそりと暮らす主人公。そんな彼の前に亡き妻とうり二つの踊り子ジャーヌに出会い、彼はいてもたってもいられなくなる。そして再び彼に安らぎが訪れたように見えたが……」

 宗教と沈黙、暗鬱が支配する街ブリュージュを舞台とした幻想文学です。街は人の態度を変えるとよく古来から言われていますが、ローデンバックはまさにその当時のブリュージュを悲劇という形で描こうとしたのではないかと思いました。つまり、街にはいろいろな顔があり、主人公のユーグであり、悪辣な放縦なジャーヌであり、敬虔で質素なバルブであり、そして閉鎖した世界でいきる空気のように街に同化してしまった人々であるといえるのではないかと思いました。面白いのはジャーヌと亡き妻との相違を感じながらも、ジャーヌの悪辣さに惹かれ、好きになっていく主人公はなんというか「わかっていながら、破滅に向かう」という日本の小説にも多い類型だと思いました。また、ブリュージュの街中の写真が想像力をかき立ててくれるので、物語を味わいながらブリュージュの街を堪能するというのも楽しいかもしれません。


Aug.25,1998 (Tue)

横田順彌『宇宙ゴミ大戦争』(ハヤカワ文庫JA)

 横田さんの第一短編集で、ナンセンス&ユーモア&スラップスティックな話が満載されております。そのうち「宇宙ゴミ戦争」「謎の宇宙人UFO」「決戦!!スペース・オペラ」のエッチぶり、ナンセンスぶり、パロディーぶりは絶句ものです。(こういう作品を書く人だったのかと、結構驚きました。)うち、『謎の宇宙人UFO』は角川文庫から出ているようで、主人公荒熊と蘭花ちゃん(陳さんご一家というべきか)で繰り広げられる続きが読めると思うと楽しみです。ストーリーは書くと面白くないのでかきませんが、とにかく変な話です。

 「謎の宇宙人UFO」は、そうかヨコジュンは「○ッ○○」が好きなんだって笑ったし。(まあ確かに○ッ○○が飛んできたらびっくりものだし。それも立派なものだったら、確かに。)お薦めの「決戦!!スペース・オペラ」は馬鹿馬鹿しくて、爆笑しながら読んでしまいました。ネタバレしないですけれど、まさかああいう歌が聞けるとはねー。自分はこれ自体を見たことがないんですけれど、あの歌は知っていて爆笑してしまいました。いや、これは読んでみてください。あまりのはちゃめちゃぶりに解説の小松左京も馬鹿な解説書いています。だからHHSF&NWSFっていう形容をしているわけなんですね。しかし、解説の○ー○イ大学っていうのはちょっといただけないです、はい。まあ、とにかく読んでみてくださいませ。女性はちょっと恥ずかしいかもしれないですけれど、筒井康隆に慣れた人なら是非読むべきです。会話が楽しいですし。早速『謎の宇宙人UFO』を読むことにしました。


Aug.26,1998 (Wed)

横田順彌『謎の宇宙人UFO』(角川文庫)

 昨日読み終えた『宇宙ゴミ大戦争』の荒熊雪之丞シリーズの続きです。なので前半の三作品は読んでいたので飛ばして、未読の短篇へ。相変わらずはちゃはちゃなSFで、超キュートでグラマーで98cmの蘭花ちゃんとその父親で元C国諜報部員でカップラーメン会社社長の陳さんがいい味だしています。短篇もシマックとゴトウィンのパロディで、爆笑しました。特に「究極の方程式」は知っての通り、堀晃氏の「ハチャハチャの方程式」の連作もので、噂には聞いていたのですが、現物がこの本に入っているとは思ってもいませんでした。まあ、有名なトム・ゴトウィンの「冷たい方程式」のパロディで、ヨコジュン式の方程式の解を出しています。(とはいっても解答ではないですが、相変わらずはちゃはちゃ。)でも、SFを知り尽くしたヨコジュンだからこそこれだけめちゃくちゃにできるんだと思いました。いや、主人公には同情しますし。考えてみたら知らぬ間に97cm→98cmになっているし。それにその謎も解けたし(笑)。うーん、読み始めたらやめられないですねぇ。>はちゃはちゃ。


Aug.27,1998 (Thu)

恩田陸『六番目の小夜子』(新潮社)

 御存知の方も多いかと思いますが、一応軽くあらすじを。「学園伝説を元にした伝奇ホラー本」です。もともとは新潮社のファンタジーノベル文庫に入っていたのを恩田氏が筆を入れ直したものです。大熊さんの特別企画『六番目の小夜子』のすべてのページに文庫版小夜子と今回の小夜子の相違点などがあって面白い。いまのところ単行本になっている恩田陸氏の作品はすべて読んでいるのですが、今回の小夜子も綾辻行人氏の解説込みでお得かもしれません。しかしながら、旧版の『六番目の小夜子』を読んでいる人はむしろ、「どの辺りがどういう風に変更されたか?」を比較検討しながら読むのがベターです。ストーリー自体は実に面白いので。恩田陸氏の作品の中では一二を争うベスト作品ではあるので。#大熊さん、頑張ってくださいね。


Aug.31,1998 (Mon)

J・スキップ&C・スペクター編『死霊たちの宴』(創元推理文庫)

 はっきり言って、気色悪すぎのひとこと。この本はゾンビアンソロジーで、かなり有名な作家が寄稿しているのが特徴的。訳された本が不幸だったラムジー・キャンベルとかお下劣ホラー作家リチャード・レイモンとかが寄稿。しかしながら、ホラー抜きで楽しめる作品も存在。例えば下巻に収録されているロバート・R・マキャモンの「わたしを食べて」はゾンビ同士の純愛を描くという凄い話。な、なるほど……と妙にオチに感心。しかし大半がスプラッター・お下劣。

 特にお下劣な作品は上巻に集中。エドワード・ブライアントはレイモンを超えたかも?彼の作品はもう最低って感じ。あまりのラストのショッキングなシーンに本を投げ出そうかと思ったほど。って、普通そんなことするかいな、おい!みたいな。お下劣だけれど、恐怖を感じたのがリチャード・レイモン。殺人鬼に殺された女性たちの描写が激ゲロ。おえええーーって感じですな。ゾンビアンソロジーだから気色悪いのは当然で、心臓が弱い人、ホラーだめな人は読まない方が賢明。でもお下劣っていうのはもちろん褒め言葉(褒め殺しかも(笑))。ぼく自身の嗜好から珍しく乖離してしまった不幸な作品と言っておきますか。