『銀河遊撃隊』感想めも |
たらたら読んでいたハリイ・ハリスン『銀河遊撃隊』(ハヤカワSF文庫)を読了。白背のイラストレーテットの一冊。内容はハリスンらしくスペオペをおちょくっていて爆笑。二人の天才学生(実は……)が発明中の粒子加速器にチーズのかけらを入れたら、なんとまあ物質転送できる新物質になることがわかり、これをチェダイト放射器と名付け、実験のために747専用ジャンボ機に乗ったのだが……という感じ。
軽快なテンポとノリで物語は続く。しかしながら流石ハリスン、スペオペのパロディとはいえ、きちんと理由づけしているところが憎い。宇宙人が英語が話せる理由もしょーもないし(読んでみるとわかるのだが、とてつもなくしょーもない)、敵だと思っていたら実は味方だった(これは皮肉)とか、天才宇宙人が実は(自主規制:ネタバレになるので)とか。んー、なんだかとてつもなくおバカなスペオペパロディ。でもでも、むちゃくちゃ面白い!こーいうとんでもない発想でSFを書かれると、何だかSFの懐の深さを痛感してしまいます。スペオペに対するパロディSFなのだが、物語の軽快なテンポのおかげで楽しく読むことができた。いままで読んだ中で特にハリスンの作品には外れがないので、色々と読んでみたいと思う。とてもおバカな話だったと思う(衝撃的なラストを含めて)。