{ゴースト物語}/第10章
「・・・・まだかなぁ?」リーフとマジポンは、ロボを誘拐した
老人の行方を探りにいったもみぢの帰りを待っていた。
「ええい、20分も経っているっていうのにな・・・」
ガサガサガサッ
草を踏むような音がした。
「あっ、あれは?もみぢか?」
もみぢが帰ってきたのだ。
「ど、どうだった?」
「ロボを自動車に乗せた。で、自動車を発進させたからぼくは自動車の
後ろの部分にしがみついて、気づかれないようにのった。そして、
しばらくしたら街・・近くのリューンにある街で自動車を止めた。
そして、アイツはロボをかついで歩いていっちゃった。あとはぼくは
徒歩で帰ってきた。」
「ナンバープレートは?」
「598739だったと思うな。」
「ソイツの家に行ってロボを助け出そう!」
「ああ、家はどこだか分かるよ。アイツが、家に入っていったのは見たから。」
「でも、どうやって助け出す???」
「早く行ったほうがいいが、今行くのは止めよう。疲かれきってるし。」
「そうだね・・いったん家に帰って・・・・」
と、いった時、突然ものすごい爆裂音がキロハ村からした。
チュドーン!!!
「・・あ・・行こう!」と、みんなは村へもどった。
マジポンはポッポを連れて村へ。
「ああああ!」と、みんなが・・特にもみぢが悲鳴をあげた。
もみぢの家が壊れている・・・煙が上がっている・・・
さっきの爆裂音はもみぢの家が爆発した音だったのだ。
もみぢの家の周辺の家にも、多少の被害が及んでいる。
「大変!」もみぢは一目散に家へ走っていく。みんなもあとに続く。
もみぢが家の中に入る・・家のなかでは、火事になっていた。
「しょ、消化器を・・・」もみぢが、消化器のあったハズのところへ。
しかし、消化器すら火炎に包まれていた。
と、そこへ消防車が1台やってきた。
ウゥゥゥ〜〜〜カンカンカン!
消防士がホースを持ってくる、そしてホースをひねった。
「ありゃ?水がでないぞ?・・しまった!この前、タンクに水を補給するのを忘れてた!」
役立たずの消防士だ。タンクに水を補給するため、消防車は消防署へ帰っていった。
近所のピクスロードの大家族がバケツリレーを始めてくれたのでみんなも参加!
しばらくすると、水入りタンクを載せた消防車も来た。
「水だぁ〜。た〜!!!」
消防車がくると、わりと簡単に炎が消えた。
「助かった〜」
家の中にもどると、思ったほどはひどい被害になっていなかった。
ピーポーーピーポーピーポー・・・パトカーが来た。パトカーから
警察のマグマグミが3匹おりてきた。
「いったい、どうしたんです?」
「・・・???いきなり爆発しました。」
「ふ〜む。中を調べますよ。」
ゲルキゾク2匹が家の中に入って、残りの1匹は
家の外をぐるぐる回っていた。
「どうですか?」もみぢも家の中に入った。
「ふーむ・・・・・ただの事故でしょう。火遊びは止めましょう。」
「火遊びなんかしてませんが」
「偶然に偶然が重なっただけだろう。」
「だからといって、いきなり爆発するなんて・・・」
マジポン達は、ロボの事は忘れてしまって、家の残骸を見ていた。
「ロボの家も、もみぢの家も、とんだ災難だなぁ。」
家の中で警察のマグマグミが部屋の隅の怪しい物体を発見!
「これは・・・ダイナマイト?・・」マグマグミが手袋をしてダイナマイトを拾う。
「なっ、なんでこんなもん・・」もみぢはあんぐり口を開けた。
ダイナマイトといっても、かなり小型だった。
「ふーむ。謎だ。ともかく、コレをもって帰ろう。」マグマグミは再びパトカーに乗った。
あたりを見回すと、いっぱいヤジ馬がいる。
もみぢのところへ、マジポン達や近所のモンスターが集まった。
「大丈夫?」「怪我はない?」「傷はない?」「消毒しないと破傷風になるぞ」
「だれがダイナマイトなんか・・」「犯人はだれだ?」「こまったものだよ」
もみぢは全然傷はない。爆発の後、家に戻ったのだから怪我してないのは当然だが。
「さてと・・」もみぢは、ぐちゃぐちゃになっている家の中を整理しはじめた
「前から、この家を建て直そうかな?と思ってたし、そろそろ改築しよう。」
もみぢは家を改築することにしたようだ。・・・と、マジポンが声を出した。
「すっかり忘れてたけど、ロボは・・・ロボは?」
「そうだ、忘れてた。助けに行かなきゃ」
「まてまて、『急げば回れ』というだろう。準備してからだ」
「『善は急げ』ともいうが?」
「『石橋を叩いて渡る』ということわざをしらないのか?」
「『せんずれば先を制す』ともいうから先を急ごう」
「準備万端で行かないと後悔するぞ。『後悔先に立たず』」
「いや、遅く行ったら『あとの祭り』だ・・・」
「だが『せいては事を仕損じる』だ・・・」
「『さんしょは小粒でピリリと辛い』っていうよ」
「それは関係ないだろう」
結局、翌日の昼に救出に行くことになった・・・
「じゃあ・・あやすみ・・・?」
みんなは家へ帰った。今日は、古代遺跡へ行ったり、ロボが誘拐されたり
家が爆発したり、といろんな事があったので、コテン!・・とすぐ寝た!
しかし、もみぢだけは、焼け跡の家ではなかなか寝付けなかった。
・・・・・・・・・・・・翌日・・・・・・・・・・・・
早起きのもみぢは、いつもより少しは早くおきた。昨晩になかなか寝付けなかったため、
遅くなってしまったのだ。しかし、マジポンとリーフよりは早かった。
「マジポンとリーフに会いに行こう・・・」
もみぢは家を出て、まずマジポンの家へ行った。
「おーい、マジポン!」そう叫び、ドアをノックした。
かなりの時間がたってから、扉が開いた。
「ああ、もみぢ・・おはよう・・あぁあぁぁ」マジポンはあくびをした。
「リーフのところにもいってロボのこと、どうするかかんがえなきゃ。」
「そうだね。GoGoGo!」
2人はすぐにリーフの家。2人が着いてドアをノックすると、リーフがでてきた。
「ねぇ、早くロボ救出のこと考えないと。」
「そうだね。ま、はいれよ。」3人はリーフの家へ。
「ロボがいなくなると、この家もさみしくなっちゃったな。ホンの数日いただけなのに・・・」
3人は、テーブルのそばの椅子の座った。
「愉快犯・・・じゃなくて誘拐犯のいる家はもみぢが知っているんだよね?」
「うん、知ってる。リューンだよ。わりと近い。」
「どーやって助け出す?前、トチカン寺院にいった時のライフルをいちおうもっていこう」
「ライフルなんか人間相手に使いたくないけどね。」
「まったく気づかれずに助け出したいけど、多分、オリかなんかに入りられているかな?」
「そうだね。鍵がいるみたい。とにかく、行ってみよう・・・」
3人はライフルを持った。これから、出発だ!
村の門番のカメンワームが見送ってくれた。
「ぶっそうな格好ですねぇ・・・」ライフルを持っているのだからあたりまえだ。
まずはピッピの巣のある森林へいくのだ。ピッピの巣の近くに来ると、突然
ポッポが騒ぎ始めたので、マジポンはポッポを帽子の中に隠した。
「さてと。もみぢ、どっちだい?」
「モミの木が4本たっている所だったな・・こっちこっち。」
もみぢがみんなを案内する。みんながもみぢに着いていく。
森の中は、昼なので明るく、昨日の夜とは大違いだ。
「ここに、車がとめてあった。あっちへいくんだ。時間かかるけど」
もみぢのいく方向へみんな着いていく。いつのまにか森林を抜けて
もう平地だった。向こうのほうに大都会であるリューンが見える。
「人間がウジャウジャいるけど、多分おつかいに行くモンスターだと
思って捕まえたりしないと思う。・・でも、夜いった方がよかったんじゃない?」
「ま、いいよ」3人はリューンへ急いだ。
<つづく>
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