{モンスター物語}/第11章
「ふはぁ・・・」
ペッチャは意識を取り戻した。
「あれ?・・・・」
近ペッチャのいる所は洞窟の広間だった。
小さい広間で、見覚えはなかった。
ペッチャはちょっと振り返ってみた。
「あ、アッシュだ。」
「ん?・・・ああペッチャ、気づいたか」
「ここはどこ?」
「洞窟の広間じゃ。」
「いや、わたしってたしか溺れたんじゃなかったっけ?」
「そうそう。あの海の底にもたくさんの穴が空いてて・・・」
「穴?」
「で、穴の先は必ず@BC広間の天井の穴に続いているじゃ」
「ふはー(謎)。」
「だから、わしがすぐ@BCの穴を探していた。
するとCの広間に君が倒れてたんじゃ。」
「じゃあ、ここはCの広間なんだ・・・」
ペッチャは起きあがった。
「あー、いたたた。・・・でもあんまり痛くないや。」
「まあここの天井は低めだし・・・」
「そーだね。やれやれ。」
ペッチャは広間の出口に向かった。
「なんじゃ、もう行くのか」
「Eの所がどんなか知りたいもんね・・・!!!??」
ブニャッ!!!
ペッチャが広間のを出ようとした時、ペッチャはなにかに
ブツかった。
「いたたた。なんじゃい・・・。」
ペッチャは前を向いた。
目の前には1匹のメダマゼリーがいた。
どうやらペッチャはこのメダマゼリーにブツかってしまったようだ。
「ベロンじゃないか!」
アッシュがメダマゼリーの側に寄った。
「ふんはあー・・・ん?・・・アッシュかいな・・・」
「コイツはメダマゼリーのベロンじゃ」
とアッシュがペッチャに説明した。
「ふはあ。わたしはペッチャだよ〜ん。」
「それにしても散らかっちゃったなあ。」
よく見るとベロンの近くにカバンが落ちていた。
ペッチャとブツかった時に落としてしまったのだ。
そしてカバンが地面に落ちたはずみにカバンが開いてしまい
中に入っていた色々な物が地面に散らばってしまっていた。
「あいやいやー。ごめんっチャ。」
ペッチャが謝った。
「まあ、カバンとかはあんまし痛んで無いからいいか。」
「ところでベロンはここに何しに来たんじゃ?」
「アッシュ、君こそここで何してるんだい?」
「実はカクカクシカジカああなってこうなったんじゃ。」
「ふうん・・・・」
「で、ベロンは何しに来たんじゃ?」
「ああ、えっとね・・・・たしかここの広間ってだれも
使ってなかったよね?
「ああ、たしかにここは空き部屋じゃなあ。」
「だから私の研究室にしようと思って引越しして来たんだよ」
そういってベロンは地面に落ちているものを拾い始めた。
ペッチャとアッシュも手伝った。
地面に落ちてしまった物は変な物ばっかりだった。
虫眼鏡、針、風船、万年筆、バナナ、トランプ、サイコロ
豆電球、輪ゴム、七色毛玉、香り餅など。
やがて、全て拾い終わった。
「ふぅ。早くEまで行かなきゃ。」
ペッチャは広間を出る。
「あっ。」
広間の床に瑠璃色の石が1つ落ちていた。
ペッチャ温泉で見つけたものと同じ形をしている。
ペッチャは広間に戻って石を拾い、広間を出た。
どうやら石はペッチャといっしょに海底の穴を
進んでこの広間に来たようだ。ペッチャが
外に出るとアッシュも外に出た。
「ばいばーい」
ベロンはそういって広間で荷物の整理を始めた。
ペッチャとアッシュは通路を進んでいく。
十字路を左に曲がった。さらに進むとT字路だ。
前と後ろと右に通路が伸びている。
「えっとここはまっすぐ進むんだっけ?」
「その通り、よく覚えているな。右は行き止まりじゃ」
「まっすぐまっすぐるんるんるーん。」
ペッチャはアッシュはT字路をまっすぐ進んでいく。
「もう少し進むとEにつくぞい。」
「そういえば全然聞いてなかったけどEって何があるの?」
「海底トンネルがあるぞい。」
「海底トンネル?」
「2kmぐらいの長さじゃ」
「で、どこに通じているの?」
「火山のある島に通じているが・・・」
「わたしのいたところじゃないね。」
「そうか・・・」
「まぁ、いちおう行ってみよー。」
「じゃあ、行くか。」
しばらく進むと、広間に到着。
「ここがEの広間か・・・」
「あそこの穴が海底トンネルじゃ。」
「ずいぶん小さい穴ねぇ。」
ペッチャとアッシュは穴に入った。
どんどん歩いて行く。
ブニュ・・・・
「なんか、音がしなかったか?」
「なんもしてないわよ。空耳でしょ。」
「そうかな・・・」
ペッチャとアッシュはどんどん突き進む。
「やれやれ・・まだ着かないの?」
「まぁ、あわてずに・・・」
狭くて長いトンネルは、いくら歩いても景色は変わらないし
曲がったりせず、直線にひたすらまっすぐ伸びている。
「ふはあ・・・そろそろ?」
「あと1/4ぐらいじゃな。」
「なんで分かるの?」
「ほら、この目印じゃ。」
アッシュの指さした所にペンキでとても小さく
【75%地点】と書いてあった
「こういう風に、5000mごとに印がついているんじゃ。」
「気づかなかったー。」
「というわけで、もうちょっとだし、さっさと行こう!」
「そうじゃな。」
「超ローリンモッチ!」
「超ローリンナイト!」
ぎゅるるるるる!
2匹はぐるぐると回転しながら海底トンネルを進んでいった。
<つづく>
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