{モンスター物語}/第13章
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・
・・・・・ピタッ!
超高速回転して突き進んでいったペッチャとアッシュ
の体はとまった。
「はぁ・・・疲れたわい・・・」
「ガッツ完全燃焼・・・」
「ちょっと休憩するかな」
「そうだね」
トンネルの中でペッチャとアッシュは休む。
「あと、ちょっとこの海底トンネルを抜けられると思うぞい。」
「えっと、海底トンネルの先に何があるんだっけ?」
「巨大な火山のある島じゃ。名前は・・・なんていうかのぉ・・」
「・・・・・・・・・」
「たしか、火山の名前はカウレアだったと思うぞ。」
「ふーん。」
5分ぐらいして、休憩をやめてまた歩き出した。
「ねぇ・・・後ろからすごい音がするよ・・・」
「本当じゃ・・・ちょっと振動もするし・・・」
ガタゴトガタゴトガタゴトガタゴトガタゴト!!
「何の音だ!?・・・こんなすごい音は・・・」
音はだんだん大きくなってくる。
「ああっ!あれは!!!」
なんと、後ろの方から、G・キューブに変形したベロンが
回転して突撃してきた。
ガタゴトガタゴトガタゴト・・・ピタッ!
ベロンはペッチャとアッシュの手前まできてとまった。
そして変形していた体を戻した。
「なんじゃいベロン。ついてきたんかい・・・」
「まぁね・・・ひさしぶりに火山が見たくなったんだ。
で、あのあとすぐ2人を追い掛けようとしていたんだけど
もうちょっとで追いつく、っていうところで2人が
超ローリンモッチと超ローリンナイトで突撃するから
なかなか追いつけなかったんだよ・・・はぁ・・・」
「まあいいや。いっしょに行こう。」
ペッチャとベロンとアッシュでトンネルを歩く。
だんだん、前方が明るくなっていった。
「もうすぐ出口じゃ。」
数メートル歩くとトンネルを抜ける事ができた。
「ふー。」
3人は地上に出た。巨大な火山が見える。
「ここもわたしのいた場所じゃないなぁ。」
「でも、火山の頂上まで行けば見晴らしがいいから
まわりの地形がよく見える。手がかりがつかめるかもしれんぞ」
「そうだね。じゃあ、頂上まで登ってみようか。」
「レッツ・ゴー!」
3人は火山を登っていく。森にさしかかった。
「なんか・・・あそこに・・・なにかがいる!!!」
ペッチャが叫んだ時、急に前にあった数本の木が
突然燃え始めた。そしてアッという間にきは真っ黒こげになって
灰になってしまった。
「うわぁ!」
すぐに目の前に大きな火をまとった鳥が現れた。
「な、なんだ、お前は!」
「オレの名前は豪炎のバーナードという。たぁ!」
バーナードが羽根をはばたかせた。すると羽根から1つの
火球が現れ、高速で飛んで近くの木に当たった。その木も
やはり煙を上げて燃え、すぐに灰になった。
「なにするんだ!下手すると山火事になっちゃうよ!!」
「そういわれても困る。山火事にするためにやっているんだから」
「!?!??!?!!」
「それ!・・・・もっと燃えろ!!」
バーナードはさらに火球を2つ打ち出した。
また木が数本、煙をあげて燃える。
「うわあぁぁ・・!!」
「ここにいると山火事に巻き込まれて死ぬぞ。あっち行け。」
「な、なんで山火事にしようとするんだよ」
「うるさいな!どうしてもしなければならないんだ!」
「っていったってそんなことしたら・・・」
「うるさい!!!!おりゃぁあ!!!」
さらに火球をどんどん飛ばしていく。
「もう、やめろ!」
ベロンはムチでバーナードをしばいた。
ビシッ!!!
「何をする!!やめろ!!炎ハリケーン!」
ゴォォォォ!!!!!
「ぐばはぁ・・・!!!」
豪炎がベロンを襲う。
「この!!超モッチ砲!!」
ビビビビー!!!
ペッチャの超モッチ砲はバーナードの左翼に当たった。
「いくぞ!超ナイトニング!!」
ビュウウゥゥイイィィ!!!
「くそ・・・・このくらい・・・ファイアリバー!!」
火炎が一気に流れ込む。
「熱い・・・うわーっ!!」
ものすごい熱だった。
「あああ・・ああ・・ああぁぁぁ・・・」
とてつもない破壊力の火炎だ。
「もう・・・だめ・・・・」
みんな気絶しそうになる。
ようやく火炎はとまった。
「ぐぐぐぐぐ・・・・」
「ああ・・」
ベロンはもう気絶した。ペッチャとアッシュはなんとか
耐えていたがもう気絶寸前だった。
ヒュュュウウウウゥゥゥゥ・・・・・
不気味な音ともに、紫色の霧が周囲にたちこめた。
これはバーナードの放ったものではないようだ。
目を開けていると目にしめる。ペッチャ達は目をつむった。
「な・・・・なんだ・・・・これは・・・・・」
バーナードも苦しそうだ。
ザシュ!
変な音がするのでペッチャが少しだけ目を開けてみると
バーナードが右翼から血を流していた。
バーナードのそばには1匹のテロルシザーズがいた。
「森を焼く大地の敵め!」
グシャッグシャッ!
「ぐぇーー!」
テロルシザーズの鋭いツメはバーナードの首に当たり
さらに血が流れる。だんだん、紫色の霧は薄くなっていった。
「このやろう・・・・左爪右爪!!」
バーナードも必死に両爪で反撃する。
「カウンター!」
しかし両爪はテロルシザーズに簡単に跳ね返されてしまった。
「EYEビーム!!!!!」
テロルシザーズの目からエネルギーが放出される。
「ぐぅぅう・・」
「トドメだ!ドリルアタック!!!」
超高速回転したテロルシザーズのしっぽの先が
バーナードに直撃する。
ズズズズュュュズズズズ!
どんどん血が吹き出ていく・・・・
<つづく>
第14章へ進む