{モンスター物語}/第14章


ガサッ!

音のした方向を向く。1本の少し大きな樹がたっていた。
そしてその樹の横になっている枝に1人のフォレストが腰掛けていた。
「えっと、こんにちは・・・」
と、マジポンが声をかける。しかし、フォレストは警戒している
ような様子でゴキを見ていた。まあ、普通は異星人を見たら
驚くのはあたりまえだ。マジポンももみぢも始めてゴキに会った
時は、驚いたんだし。
「デハ、自動翻訳機、発射ダ!」
ゴキの左手首から自動翻訳機がフォレストに発射される。

ヒュッ!・・・カタッ!

自動翻訳機はフェレストの左肩に命中した。
「いたっ・・・な、なにすんのよ!」
「ドーモ、コンニチハー・・・」
「・・・・・?」
「今打ッタノハ、自動翻訳機ダ。」
「・・・・・??」
「俺ノ言葉、ワカル?」
「あ、ああ、うん・・・」
「違ウ語を地球語ニ自動変換出来ル装置ダ。」
「ふうん。で、あなたたち、どこから来たの?」
「俺ハ、別ノ惑星カラ来タ。ごきトイウ。」
まずゴキが返事をした。
「僕は・・・ん〜と、サウル村って所から来たマジポン。」
そしてマジポンが返事をして
「僕はキロハ村っていうところから来たもみぢ」
最後にもみぢが返事をした。
「私は、この森に住んでるドリュア・・・・」
「あ、そーだ!」
もみぢが叫んだ。
「この島に、怒り草っていう草があるっていう話なんだけど。
君、どこにあるか知らない?」
「怒り草・・・」
「見たこと無いから形とかも知りたいんだ。」
「怒り草・・・が、この島に?」
「うん、そういう話なんだけど。」
「怒り草って、あれ他の動物に寄生する植物よ。」
「えっ、そうなの?」
「でも、そんな草がこの島にあるなんていう話は知らない・・・・
それにあの草、猛毒植物っていう噂よ。」
「猛毒植物?・・・でもあの草を調合すれば
万能薬が創れるハズなんだけど・・・・」
「別に猛毒植物から万能薬が創れたって不思議じゃないけど。
でも、猛毒があるから注意することね。」
「ふ〜ん・・・」
「じゃあ、私は川の方に行ってくるから。じゃあね」

ぴゅん!

ドリュアは別の方向に飛んでいってしまった。
「ふ〜ん。川もあったんだ・・・」
「まあいいよ。とにかく火口の方に行こ!」
「そうだね。」
3人はまた歩き始めた。どんどん森を歩いて行く。

ビュュュュュウウゥゥウ・・・

頭上から音がした。
「おや?」
空を、巨大な鳥が飛んでいたのだ。
しかも、その鳥は火炎を纏っていた。
「アレハ・・・タシカ、UFOヲ襲ッテキタ・・・」
「そうだ!・・・あのヒノトリと同じだ」
「ヒノトリって?」
「UFOに乗っていた時に、ヒノトリが襲ってきた事があったんだ」
「ふーん。」
「アノひのとりハ、首ニ傷ガアル・・・」
「もしてかしてメタビームが当たった跡?」
「あっ!!!!・・・・降りてきた!!!」
「本当ダ!」
ゴォォォォォォ・・・・・!
ヒノトリはマジポン達のすぐ側に降り立った。
「ゴォッ!!!」
いきなりヒノトリが火炎弾をうってきた。
ガァッ!
それはもみぢの目の前の土に当たった。
「なっ何をする!」
「この火山から出ていけ!」
「なんだって?」
「いいから、出ていけ!」
「なんでそんなことを言うんだ!なんなんだお前は?」
「私はヴォルケーンだ。そんな事は関係ないが。」
ゴキを見ても驚かないというのは珍しい。
バキッ!
ヴォルケーンのくちばしが近くにいたもみぢを襲う。
「ううっ・・・この!」
パン!パパン!
もみぢも花粉を放出して反撃する。
「止メロ!」
ゴキも攻撃した。
ガツーン!
ゴキのひじがヴォルケーンに当たる。
「ふん・・・フレイムビーム!」
猛烈な火炎の光線がマジポンを襲う。
「あちちち!この・・・ソウルビーム!!」
ヒュルルルン!
シャッ!
ヒノトリは横っ飛びでソウルビームを回避した。
「炎タイフーン!」
ゴォォォオオォォォオオ・・・・・!!!
灼熱の熱風がみんなに吹き付ける。
「くそ・・う・・・」
ク・・・クェェエエェェェ・・・!??!?
突如、変な音がした。ヴォルケーンの鳴いた音だった。
「なんだ?」
ヴォルケーンの左目に1匹の蜂がとまっている・・・・
と、よく見ると右目にも1匹の蜂が飛んでいる。
クェェェエエエェェェ・・・・・?!?!?!
どうやら、蜂がヴォルケーンの両目を刺したようだ。
よっぽど痛いのか、ヴォルケーンの悲鳴はすごい。
クェェェェエエエエ・・・・ェェエエエェェ・・・!!!
2匹の蜂はすぐどこかへ飛んでいってしまった。
目を失ったヴォルケーンはその場に倒れこんだ。
「あんな強力だった怪鳥が・・・2匹の蜂に
やられちゃうなんて・・・」
「ともかく、進もう。」
「そうだね。」
3人はまた歩き始めた。
<つづく>
第15章へ進む