{モンスター物語}/第15章


テロルシザーズのドリルアタックで大ダメージを喰らった
バーナードは体の炎がだんだん薄くなっていく。
そしてとうとう、体の炎が完全に消えてしまった。
「生き絶えたか・・・」
テロルシザーズがいった。
そして、ペッチャ達の方を向いた。
「こいつは多分、この火山のフェニックスの部下だな。
なぜ山火事を起こそうとしたかはわからんがこの火山を
火口まで登るのなら注意しておいたほうがいい。」
「はぁ・・・」
「この島と橋で繋がっているアルタビスタ地方に、
俺の友達が村長をやっている村がある。
また、誰かに襲われたりしたらそこに逃げればいい。」
そういってテロルシザーズはすぐに去っていった。
「・・・・・」
「よくわかんないけど、とりあえず登ってみようか。」
「そうじゃのー・・・・」
ペッチャとアッシュは歩き始めた。
前で物音がした。何匹かモンスターがいた。
「あっ!!!!」
3匹いたが、その中の1人はまぎれもなくマジポンだった。
「マジポン!!!」
ペッチャが声をあげると、マジポンがこっちを向いた。
「・・・あっ・・・ペッチャ!?!??!」
「・・・っていうかそこの人・・・・」
ペッチャはゴキを見た。
「ヤレヤレ。コレデ何回目ダ・・・トモカク、
自動翻訳機ヲ2発、発射!」
シャッ!シャッ!・・・カタッ!カタッ!
2発はペッチャとアッシュに当たった。
「あいたたた・・・・」
「ドウモ、コンニチハ・・・」
「こんにちはー・・・・???」
「ワタシハ、別ノ惑星カラ来タ、ごき。」
「はー。わたしはペッチャ・・・」
「わしは・・・アッシュじゃ・・・・」
「にしてもなんでペッチャがここにいるんだ?」
「マジポンこそどうしてここにいるの?」
「いや・・・ゴキのUFOに乗せてもらってたら、
UFOが故障して・・・ここに降りたんだ。」
「えー!!?!?!UFOに乗ったの?」
「それで、この島でもみぢに会って、そういえば
さっき、ヒノトリに会って襲われたんだ。」
「ヒノトリ?」
「体中が火炎で燃えてる大きい鳥だった。」
「って・・・・わたしも会ったよ!」
「え?本当?」
「なんかバーナードとかいってたけど。ものすごく強かった
けど、なんかいきなりテロルシザーズが来て、アッという間に
バーナードを倒して、すぐ消えちゃった。」
「ふーん。僕たちが会ったヒノトリはヴォルケーンとかなんとか
いってたっけ。そうそう。UFOに乗ってた時も1回ヒノトリに
会ったんだよなー。それから、そういえばここの火山の近くで
フォレストの・・・えーとドリュアとかいうのに会ったんだ。
それで、怒り草について教えてもらったりした。」
「怒り草?」
「ああ、怒り草っていうのは・・・・もみぢ、説明しなよ。」
マジポンはもみぢの方を見た。
「え?・・・・ああ、怒り草って言う植物はないちゃい草っていう
別の植物と調合すると万能薬が創れるらしいんだ。
で、怒り草がこの島のどこかに怒り草があるらしいから来たんだ。
ドリュアがいうには、その怒り草は他の動物に寄生する猛毒植物らしい。」
「ふーん・・・そんなのがこの島にはえてるのか・・・」
「で、ペッチャはどうしてここにいるの?」
「んーとね。良く分からないけど、海で波に飲まれたでしょ?
私はなんか海底り穴から、海底の洞窟に行っちゃったみたいで。
んで、このアッシュとベロンと海底トンネルを使ってここに来たの。
ここの頂上から周りの地形を見れば、サウル村の位置もわかるかなー?って。」
「あ、そうそう。いま、UFOはゴキの仲間が救助を呼んでいるらくて、
UFOがなおったらサウル村まで乗せってってくれる思うよ」
「本当!?じゃあそうしてよ」
「分カッタ。UFO直ッタラ、ぺっちゃモ載セル。」
ゴキは約束した。
「さてと、早く怒り草を調べたいから火口まで行こう!」
もみぢがそういった。
そこで、6人で火口目指して歩くことにした。
「やれやれ。こんな所でペッチャと会うとはなぁ・・・」
しばらく歩くイテイルト、ベロンが口を開いた。
「あとほんの少しで火口だよ。」
「よーし・・・」
6人は走っていった。そして、すぐに火口に着いた。
「ふはー、ここが火口かー・・・」
マジポンは火口を見下ろす。
「綺麗な景色だなー・・・」
とペッチャは四方八方を見渡す。
ほとんど海で、所々小さな島が見える。
「さぁて、ここらへんで怒り草を探そう!」
もみぢはスタスタと火口周辺を歩く。
「あーあ、疲れたのぅ。ちょっと休むか。」
アッシュがそういって殻にはいって休憩すると
ゴキも自分の体の円盤に手足をしまって横になった。
そしてベロンも疲れたというようにぐたーっと
地面に寝て休憩をする。
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズ・・・
突然、妙な音がした。
ズガズガズガズガズガズガズガ・・・
「何ノ音ダ?」
メリメリメリメリメリメリメリ・・・
「かっ・・・火口から聞こえる!!!」
火口のすぐそばにいたマジポンがいった。
バキバキバキバキバキバキバキ・・・・
音はどんどんボリュームを増していく。
ゴゴゴゴゴゴォォォォォォオオォォオォォオォ!!
火口の奥深くから・・・大きな物体が上がってきた。
「火山が噴火したのか?」
「違ウ!コレハ・・・・」
飛び出してきた物体は鳥の形をしていた。
そして・・・・体中が燃えていた。
「ヒノトリ?・・・でも・・・・」
6人がさっき見たヒノトリではなかった。
なにしろ、体中の火炎が、青い色をしていたのだ。
しかも、大きさも大きかった。
「なんだ・・・こいつは・・・・」
その怪鳥は空に舞いあがり、2度3度はばたいて
位置を調整し、6人のすぐそばに降りた。
まあ、6人の位置は多少ばらばらだったが。
「コイツハ・・・ふぇにっくすダ・・・」
ゴキが言った。
「フェニックス?」
フェニックスが羽根を少し動かすと、それだけで小さい
火球が3、4個飛び出した。
その火球は空中で音を立てて爆発して消えた。
ゴゴゴゴゴゴォォォォオオオォォォオオ!!!!
フェニックス火の燃える大きな音がする・・・・
<つづく>
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