{モンスター物語}/第16章


フェニックスの羽根から飛び出た火球はペッチャの
すぐ近くの地面に当たった。
「キィィィ!!!!」
フェニックスはさらに羽根をはばたかせて飛び上がり、
空中で1回転した。その周辺から火柱が上がる。
「そういえば・・・」とペッチャがいった。
「たしか、テロルシザーズが、フェニックスが
どーたらこーたらっていってなかった?」
「うむ。たしかバーナードはフェニックスの部下だとか・・・」
アッシュがいった。
「ギギギギギィィ!!!」
ヒノトリが鳴く。
「たしか、テロルシザーズが『アルタビスタ地方に、
俺の友達が村長をやっている村がある。』っていってなかった?」
とペッチャがいった。
「たしかにそういってたが・・・」
「っていうかそれ僕の住んでる村・・・」
もみぢがいった。
「逃げたほうがいいんじゃない?」
ゴゴゴゴゴォォォ!!!
火炎がゴキに直撃した。
「アヂ!!」
ゴキはくるっと1回転して炎を振り払った。
「UFOノ故障ガ直ッテクレレバふぇにっくすナンカ
簡単ニ倒セルノニ・・・」
ゴゴゴォ!!
ヒノトリの放つ火炎がもみぢに降り注ぐ。
しかし、もみぢはなんとか回避した。
「UFOノ様子ヲ見テクル!」
ゴキは手足を本体に収納してUFOの墜落した
ところへ飛んでいった。
ザガガガガ!!!
火炎の帯がアッシュを襲う。アッシュは急いで
カラに隠れた。
「ええい!ナイトニング!」
しかしアッシュの触手が宙を舞うフェニックスに
あたるはずがない。
「このままじゃ焼き殺されちゃうよ。
アルタビスタの村に助けを呼ぼうよ。」
ペッチャがいった。
「よーし。助け呼んでこよう!」
マジポンがステッキからジェット噴射していっきに
アルタビスタにのつながる橋へ向かった。
「ちょ、ちょっとまってよー」
ペッチャがそういった瞬間。
ガガガガガガガガ!
フェニックスの生み出した大きな火炎の渦がペッチャを飲み込んだ。
「ぎゃああああああ゛!」
ペッチャが悲鳴をあげた。
「ゾウの水!」
ベロンがすぐにゾウに変形して水をペッチャに噴射した。
シュウウウウウ!!!
ゾウの水で炎の渦を消化した。
しかし、ペッチャはあまりの熱さに気絶していた。
「・・・大丈夫?」
ベロンがペッチャのそばにきた。
「$#&%=☆*%£¢‡¶∇⇔℃」
「気絶しているようじゃ。っていうか息してるのか?」
アッシュもそばにきた。
「脈もあるし、息もしてるけど・・・」
「意識がないねぇ・・・」
ゴゴゴゴゴォ!
フェニックスの放つ炎が4匹の横をかすめた。
「早く逃げないとフェニックスに焼き殺される!」
「でも、ペッチャはどーするんじゃ?」
「タンカに乗せて・・・っていうかタンカなんかないし。」
「ペッチャをかついで逃げたって速度が落ちるから
すぐに追いつかれるし、3匹だけでフェニックスと
戦っても、どう考えても負けるし・・・」
「ゴキがマジポンが速く助けを呼んでくれないのかな・・・」
フェニックスは急降下してもみぢとアッシュとベロンの近くまで飛んできた。
「うわぁぁぁ!」
火炎弾が4匹の近くに直撃する。
フェニックスはさらに足のツメでベロンをつかんだ。
ガキッ!
そして反動をつけて足のツメを放した。
ベロンは飛ばされて近くに岩に激突した。
「いてててて・・・」
フェニックスは今度は地上に降りた。
そのときだった。後ろから
「ほ、本当にフェニックスだ!」
という声がした。
振り替えると、マジポンがいた。
そして、そばにハムリーフとエコロガーデアンがいた。
どうやら、さっきの声はハムリーフの声だったようだ。
「はぁ。アルタビスタのキロハ村のモンスター達だよ。」
マジポンがいった。
「2匹だけ?」
「他のキロハ村のモンスター達は恐がってこなかった。
・・・ペッチャ、どうしたの?」
「フェニックスの火炎に攻撃されて気絶したみたいだが・・・」
アッシュが説明する。
「あれ?もみぢじゃん!」
ハムリーフはもみぢをみつけた。
このハムリーフともみぢはキロハ村ではとても仲良しだった。
フェニックスは再び飛び上がり、エコロガーデアンと
ハムリーフの方へ飛んできた。
「だぁっ!タックル!」
ハムリーフはフェニックスに突撃した。
ガキッ!
フェニックスが地面に倒れた。
ガシッ!!
続けてエコロガーデアンのでこぴんが当たった。
フェニックスは頭から血を流しながら火炎砲を吐く。
ハムリーフはそれをよけて頭突きで攻撃。
さらにエコロガーデアンは火炎砲を腕ではじいて
そのまま2発目のでこぴんをフェニックスに当てた。
「よーし!僕もいくぞ!ドクロビーム!」
マジポンのステッキからドクロが飛び出す。
「超ナイトニードル!」
「ゲルコプター!」
「必殺ベニヒメ斬!」
大技が次々とフェニックスにあたる。
「ギギギギィィ・・・」
フェニックスはまだ生きていた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴコ!
突然、ものすごい大きな火炎の波がみんなを襲った。
「うわあ!」
奇跡的にかわしたベロン以外みんなが火炎の波に飲まれた。
ベロンが急いででゾウの水で消火する。
「くっ・・・」
しかしみんなかなりのダメージを受けていた。
そのときだった。
ヒュュュウウウウウュュウウ!!
青い空を、大きな空飛ぶ円盤がジグザグに飛行する。
ヒュウウウ!!
円盤はフェニックスは突撃した。
ガガガガガガガガガガガーーーーン!
ものすごい音がした。フェニックスは倒れた。
そしてUFOも墜落した。
<つづく>
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